開発事例

開発事例 The development achievements

木材1本1本のロット管理を実現させたラベル発行システム

S社との協業案件となります。
現場の『モノ』のデータ化に強みを持つS社とデータの取り扱いに長けた弊社とで、成長著しいN社のビジネスをサポートとするシステムを構築させて頂きました。
木造住宅の供給を行っているN社では使用した木材1本1本のロットを管理する事で品質向上に努めています。何千本という木材を手作業で管理するには限界があります。
そこでS社のラベル発行のノウハウを活用し木材1本1本にラベルを貼り付けてデータ化を行う事にしました。データ化した木材を弊社が開発したAndroidアプリで読み取り、読み取ったデータをWebシステムから参照する事でリアルタイムに木材の状況を把握できるようにしました。

木材1本1本のロット管理を実現させたラベル発行システム

背景・課題

N社では使用した木材1本1本のロット管理を行っていました。何千本とある木材についてプレカット工場の職人の方々が手書きで管理されていました。
手書きでは時間が掛かり大変な手間が掛かります。直接木材にロット番号等の情報を書き込んでいたので、視認性が悪く、正確な実績収集時にも多大な工数を要する状況になっていました。手書きの情報をプレカット工場から収集しデータ化するにも時間を要しており、木材の情報をリアルタイムで把握する事も困難でした。
プレカット工場の職人の方々に、より良い木材加工を行う事に注力してもらう為、木材のロット管理に掛かる手間の削減が急務でした。
そこでS社の『現場の物をデータ化する技術』と弊社の『データを収集し、見える化する技術』を組み合わせたシステム化でDXに取り組む事になりました。

得られた成果

いくつかのプレカット工場への導入が進み効果が出て来ています。
まず第一に効率化です。
入荷表を元にラベルを発行し、入荷した木材に発行されたラベルを貼るだけでデータ化が済むようになりました。
第二にミスの減少です。
木材に貼られたラベルをハンディーターミナルで読み取るだけで実績収集が完了します。これによりミスが激減しました。
第三にリアルタイム性の向上です。
ハンディーターミナルで収集したデータを送信するだけで、データを確認出来るようになりました。
木材の状態をリアルタイムに確認する事が出来るようになったおかげで効率的な仕入、各住宅の進捗把握を正確に行えるようになりました。
プレカット工場において職人が木材のロット管理の手間から解放されて、より質の高い木材の加工に注力する事が出来るようになります。
N社の成長の基礎となるシステム構築に携わる事ができました。

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