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本案件は、エンドユーザ様が利用している仮想デスクトップ(VDI)環境について、各種基盤機器のサポート期限切れに伴う更改案件である。
NWやサーバ基盤更改に合わせて、そのうえで稼働しているシンクライアントソフトウェア(VMware Horizon 7)のバージョンアップも行う計画であった。
システムの利用者であるエンドユーザの中には、ITリテラシーの高くない方もいるとのことで、ログインにかかる時間が遅かったり、エラーメッセージ等が出たりすると、ヘルプデスクへの問合せに直結する状況だと伺った。
エンドユーザにシステムを快適にご利用頂くためにも、ヘルプデスクの稼働負荷を減らすためにも、既存環境と同等以上の利便性を提供する必要があった。
シンクライアントソフトウェアは「VMware Horizon 7」から「VMware Horizon 2106」へのバージョンアップに伴って、主要機能に大幅な変更が加わっていたため、その差分を洗い出し、既存同等の機能と利便性を提供するために、どのような設計をする必要があるのかを検討する必要があった。
シンクライアントシステム(VDI)を構成するNW機器やサーバ機器の更改作業は別ベンダにて対応し、当社はその上のシンクライアントソフトウェアの新規構築を担当した。
また、既存ストレージ上に仮想サーバ群を、新規ストレージ上へ移行する作業も合わせて実施した。
まずは上記課題へ対応するために、検証環境を構築し、新機能へ変更した部分を中心に、現行と同様の機能提供できるかどうかを試験して、結果報告を行った。
プロジェクト責任者およびシンクライアント端末展開チーム、運用設計チームと認識合わせを行い、その結果を以て、基本設計・詳細設計へ反映させ、新規環境を構築した。
仮想サーバ移行作業においては、30台ほどの仮想サーバを業務影響度や所要時間等から6グループに振り分け、移行計画書および作業手順へ落とし込んだ。
◆お客様の課題解決
シンクライアントソフトウェアのバージョンアップに伴い、大幅な仕様変更があったが、新機能を用いて現行同等の環境を提供できることを検証できた。
具体的には、シンクライアント端末のプール展開/プロビジョニング方式、ユーザプロファイルの管理方式、仮想プリンタマッピング方式に変更が加わったが、既存の利便性を損なわずに導入可能であることを検証できた。
また、ユーザのログインにかかる所要時間に関しても、基準時間を満たすことを確認した。
◆お客様との厚い信頼関係の構築
お客様とのコミュニケーションは勿論のこと、上位会社のプロジェクト責任者の方や他チームとも密にコミュニケーションをとり、円滑にプロジェクトを進めることができました。
当社ソリューションだけでなく、プロジェクト管理の面においても認められる結果となりました。
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