開発事例

開発事例 The development achievements

kubernetes移行方式検討

AWS EKSは当社として初の試みであったため、まず当社が検証環境として用意しているAWS上に現行環境と同等の構成となるようAWS EKS環境を構築しました。

【以下抜粋】
●Webサーバの機能としてnginxをコンテナ化
●DBはAWS RDSでPostgreSQL、MySQLを採用
●災害対策としてDRリージョンで同環境を自動構築できるよう考慮

AWS EKS環境構築後は以下のように様々な課題や疑問が浮き彫りになりました。

【以下抜粋】
●ワーカーノードへのAntiVirusソフト導入可否
●AWS EKSの起動タイプ(EC2、Fargate)の違い(運用におけるメリットなど)
●コンテナから各種AWSサービスにアクセスする場合の権限の割り当て方法

AWSでKubernetesが導入されてから日が浅く、AWSベストプラクティスに情報が少なったため検証環境構築に非常に苦労しました。
エンドユーザー様の要求を整理し、繰り返し検証を行いました。

kubernetes移行方式検討

背景・課題

エンドユーザー様コーポレートサイトが稼働している基盤のOS保守サポート切れに伴う対応として、基盤のリプレースが必要でした。現行環境は国内パブリッククラウドを利用しWebサーバをコンテナ化していましたが、利用シェア率が低いパブリッククラウドであり、ナレッジが少なく保守容易性が低いなど課題がありました。そのため、今回のリプレースを期に新しい環境は現行の国内パブリッククラウドを踏襲するか、AWS EKS(Elastic Kubernetes Service)を利用し新たにコンテナ環境を構築しリプレースを行うことになりました。現行の国内パブリッククラウドを踏襲するか、AWS EKSに切り替えるかの判断材料をエンドユーザー様に提供するために当社にて情報収集を兼ねた要件定義を行いました。

得られた成果

以下が当社として得られた成果です。

●想定スケジュール通りに要件定義の結果であるリプレースの判断材料をエンドユーザー様に提供できたこと
●繰り返し検証により、AWS EKSに切り替えるメリットを明確化できたこと
●イニシャルコスト・ランニングコストを算出し、現行の国内パブリッククラウドと比べてコストメリットが大きいことをエンドユーザー様に提供できたこと
●最新の技術を用い、ナレッジ化できたこと

その後エンドユーザー様検討の結果、AWS EKSに切り替えることで決定し、設計・構築を当社にお任せ頂けることになりました。
当社としてはAWS EKSは初の試みでしたが、市場シェア率No.1であるAWSの様々な構築ナレッジを今後も貯めていきたいと考えています。

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