システム開発・WEB開発ならコンピューターマネージメント株式会社(CMK)
お客様は、廃家電等より金、銀、銅などのリサイクル原料を抽出し、各金属を製品化・販売する業者様です。
今回開発したシステムは、廃家電等を持ち込みした業者への支払い額を、また抽出した各金属資源の含有率の算出データを管理する業務要件を実現致しました。
①リサイクル原料を抽出する際の工程にて稼働している工場のリサイクル原料抽出機器の稼働時間の自動算出
②金属サンプルの抽出量の管理/金属サンプルの抽出量の重量を計る秤量機からのデータの自動入力
③各資源の残量計算と実績の帳票作成/各工場間の工程管理
上記の業務要件から各工場にて一元化したシステムを構築致しました。
お客様は、原料抽出工程に於いて廃家電等よりリサイクル原料を抽出する複数の関連する工場をお持ちであり、各工場においてそれぞれ独自にExcelツールにて手入力するなど工程データを管理されておりました。
その中で、業務を一元管理する上で次の4つの大きな課題を解決することが要望でした。
①原料抽出の各工程業務が複雑であるため作業員による手入力では手間やミスが多く発生していること。
②複数の関連する工場においての管理データ連携が出来ず、紙ベースでのデータ引渡しになっていること。
③工場で使用するリサイクル原料抽出機器の稼働時間が管理されておらず、
原料抽出工程での作業員の作業時間の管理が行き届いていないこと。
④各工場で独自に作成しているExcelツールによる請求書等の各帳票が存在していること。
上記の課題を解決することが、お客様にとっての喫緊の課題でした。
お客様からのRFPに対応するため、ほぼ未経験であったリサイクル業務に於ける原料抽出工程の仕組みを理解し、システム開発目的である業務要件から各工場との連携を意識したシステム要件へと発展させ、実現できたことが大きな成果となりました。
上記課題(業務要件)として挙げられていた課題がそれぞれの現場で解消され、別工程でのシステム化のお話(受注)にも繋げる事が出来ました。
お客様では今回のシステムを導入したことで、各工場でのデータ共有が実現し、複数の関連工場においても連携がスムーズになったことで、ヒューマンエラー等の人的ミスがかなり削減され、業務効率が向上しました。
また、管理されたデータを有効利用することにより作業の分析を様々な角度から実施出来る様になったと謝意をいただきました。
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